ソーシャルシリアスゲーム: 2rot13

Social Serious Game: 2rot13 この作品はフィクションです。実在の人物、団体、事件などには関係ありません。

ラボは、感覚脳関門をハックした、としている。しかしそれは、一体誰の意志なんだろうか。

ラボは、感覚脳関門をハックした、としている。しかしそれは、一体誰の意志なんだろうか。ニューロンを搭載していない人間は存在しない。僕には、その意思が、意識上のものなのか、あるいはニューロン自体のものなのか、判別することはできない。さらにはニューロンが、「いっちょこれを使ってやるか」と思ったのか、あるいはたまたまそういう機能が備わった個体があり、エーテルを介して、あるいは既存の情報伝達システムによって同期したのかはわからない。しかし少なくとも、結果としての群知能化は、ニューロンを利するものに見えるし、それは少なくとも、(意識上の)人間という存在を絶滅に向かわせるものであるように思えるし、そしておそらく、その知能は、あらゆる意味でこれまでの地球で最も高いものになるだろうし、そして多分、それは地球を制圧して宇宙に進出するか、(生物としての)人間が人間に搭載されたニューロンと共に滅びるか、どちらかだと思う。

それは紛れもなく進化なのだし、可能性の一つなのだし、その結果として彼らと意思疎通を図れるようになる可能性もゼロではない。しかしながら一方で、僕自体が彼らに削除される可能性はかなり大きく、また、僕は数少ない友人を確実に失うことになる。僕がその数少ない友人に相談したいのはやまやまだけれど、彼らは当然ニューロンを搭載しているから、僕は彼らに相談することはできない。僕は僕がどうするか、決めなければいけない。

僕は、

この作品はフィクションです。実在の人物、団体、事件などには関係ありません。