ソーシャルシリアスゲーム: 2rot13

Social Serious Game: 2rot13 この作品はフィクションです。実在の人物、団体、事件などには関係ありません。

人間だけが明らかにおかしい

他の動物と比較して、動物、植物、ありとあらゆる地球上のDNAを持つ存在と比較して、人間だけが明らかにおかしい。DNAの変化による進化とは別の、手段としての変化は、他の生物と比較して何か、根源的な違いがある。たった1000年前と今で、おそらく外観は大差なく、生物としての性能に大差はないのに、生み出される建築物はまるで違い、DNAを改変し、宇宙に出ることができる。

はたからみているとわかる。DNAに大した変化がないのに、生物全体として、これだけの違いがある生き物はいない。はたから見ていないとわからない。驕りではなく、事実として、人間だけ、明らかに特別な機能が備わっている。

なぜ他の生き物に文明が発生しないのか。口伝や、習慣や、社会制度や、そして文章やその他外部の記録、それらが人間の知性を支えている。

仮説。人間は、その性能として、何らかの方法で意識外の情報伝達を行い、外部記録を受け入れるためのソケットの構築を行っている。それは、DNAとは別ルートの、世代間の情報伝達、進化を可能にしている。DNAに書かれていないけれど、人間が意識することなく継承するもの、可視である知性、理性の上の、意識の上の、文字に残すことのできる知性を受け入れることのできる素地の部分。

しかし、実験ができない。仮に、なんでもできて人権を無視するとして、生まれたての人間を隔離して何らかの装置によって人と隔絶して育てるとしても、それが意識外の情報伝達を遮断したことによる影響である証明にならない。意識的な情報伝達を遮断しながら、意識外の情報伝達を遮断することが、原理的に不可能なためだ。

あるアメリカ合衆国の「ラボ」のニューロン独自生命仮説は、僕の仮説を強化するものだ。なるほど、人間に搭載されたニューロンだけが、意識外の情報伝達によって、人間の意識が「外部記録を受け入れるためのソケット」を構築する方法を獲得しているとすれば、人間だけがDNAとは別ルートで世代間の情報伝達、進化を可能にしている理由がわかる。

しかし、実証ができない。

できなかった。

この作品はフィクションです。実在の人物、団体、事件などには関係ありません。