ソーシャルシリアスゲーム: 2rot13

Social Serious Game: 2rot13 この作品はフィクションです。実在の人物、団体、事件などには関係ありません。

フェルメールを焼く

レオナルド・ダ・ヴィンチヨハネス・フェルメールフィンセント・ファン・ゴッホパブロ・ピカソの四名のいずれかの全ての作品を、非公開の状態で独占する為に、最もコストがかからない方法は何か。

仮説1. ある作家の全ての作品を購入し、非公開にする。

ある作家の全ての作品を購入し、非公開にする。現在、全ての作品が販売されているわけではないので仮定だが、全作品に対して適切にオークションが開かれて販売された場合、各作家の全作品の総額が1兆円を下回ることはないと考えられる。また、通常、全作品が販売されることはないため、何らかの方法で販売を誘導する必要がある。政治的な圧力が必要になるが、その政治的な力は、全盛期のヒトラーでも不足する。したがって、この方法は、少なくとも、1兆円以下の資金と全盛期のヒトラー程度の政治力では実現できない。

仮説2. ある作家の全ての作品を窃取する。

作品点数は、ダ・ヴィンチ20点弱、フェルメール40点弱、ゴッホ約2000点、ピカソ約15万点である。購入ではなく窃取であれば、その作品を非公開にすることは可能である。全ての作家について、なんらかの作品を一点窃取することは可能である。

個別に検討する。ダ・ヴィンチの作品を全点窃取することは不可能である。まず、最後の晩餐は壁画であるため、損傷を与えずに移動することはほぼ不可能であり、これを窃取という形で実行するのは完全に不可能である。また、モナリザは、ここで対象となっている全作品の中で最も有名な作品であり、厳格な警備下にある。他、約20点の作品をすべて窃取するということは、不可能となる。 フェルメール40点弱を全て窃取することは、極めて困難である。全点を窃取する場合、同時に一点の失敗もなく実行することが不可欠となるが、10億円から数百億円の絵画を確実に全て窃取する難度は、モナリザ一点よりも高い。 ゴッホ約2000点、ピカソ約15万点に関しては、点数が多いため、全てを窃取することは不可能である。点数ゆえに、仮に世界を征服したとしても、誰かが1点隠し持つことを防ぐことはできない。

仮説3.

以上より、購入及び窃取による実現はは極めて困難であり、コストを算出する段階に至らないということがわかる。そこで、まず、「全ての作品」の概念を変更する。

特定の作家の作品を一点、購入、もしくは窃取し、それ以外の作品を消滅させることができれば、「全ての作品」を独占することになる。非公開の状態で保持したいことを考慮すると、購入よりも窃取の方が実現性が高い。

作品を消滅する手段については、現時点でも爆発物で十分可能であり、持ち込むことが可能であれば火炎放射器等でも可能である。また、作品の消滅を実行するのは窃取実行後であってしばらく時間があるため、何らかの新しい兵器が入手できれば、より容易になる。

ゴッホ約2000点、ピカソ約15万点の作品について、一点の窃取は容易だが、それ以外の作品を全て消滅させるのは不可能である。したがって、対象は、ダ・ヴィンチフェルメールとなる。

ダ・ヴィンチフェルメールについて、両作家共に、何らかの作品を一点窃取することは可能であり、後日、それ以外の作品をすべて消滅させることも可能である。窃取は不可能でも、消滅であれば、モナリザであっても可能である。

美術品の窃取については、ほぼ完全にビジネスとして確率されているため、実行は可能である。

窃取及び、全作品の消滅の難度は、ダ・ヴィンチよりもフェルメールの方が低い。

回答

ヨハネス・フェルメールの作品一点を窃取し、それ以外の全作品を破壊により消滅させる。最終的に保有する作品の第一目標は、真作である確実性と、美術史における重要度から鑑みて、イザベラ・スチュワート・ガードナー美術館にある合奏とする。以下、目標は10作品順位付けを行ったが、ここでは割愛する。窃取はカモフラージュのために、合奏以外についても対象とする。

向こう20年から30年ほどかけて、合奏を含むフェルメール作品、及び、他の作家の作品を窃取する。合奏が入手できた場合には、それ以外の作品は不要であるため、秘密裏に交渉を行い、身代金と引き換えに返還する。身代金は、次の窃取の為の資金に使用する。

20年から30年後、取得した作品以外の全作品を、破壊によって消滅させる。対象は、真贋が明らかではない作品も含む、36点とする。

必要な費用は、数億円から100億円程度、窃盗団3チーム程度、破壊の際の実行犯70名程度となる。これは、中規模な新興宗教を一つ自由に動かせれば、十分に賄うことができる。

この作品はフィクションです。実在の人物、団体、事件などには関係ありません。