ソーシャルシリアスゲーム: 2rot13

Social Serious Game: 2rot13 この作品はフィクションです。実在の人物、団体、事件などには関係ありません。

汝は人間なりや?

目先の問題を考える。

私は、これまでずっと一緒だった手首から先を失う手術を受けながら、目先の問題について考えている。

『絵が生まれたのがxxxx年だというのは何故分かったのか』

何故分かったのか。彼の言ったことを事実だと仮定するなら、ここには二つの事実がある。絵が生まれたのがxxxx年であるということと、それを彼らが分かっているということだ。私の質問は、『何故xxxx年なのか』ではない。つまり、『どうやって調査したのか』ということになる。

ある絵がある集団にある時点で発生するとする。絵が、社会の構成者に対し十分な割合で目撃されるとしたら、その時期を絵を確認せずに、後日推定するにはどうすればいいか。

サンプリングだ。ある集団から定期的にある人数づつ、別の閉鎖環境に移動する。閉鎖環境内に絵が移動することがなければ、絵を見たどうかの事実と人間を閉鎖環境内に移動した時期を調べれば、絵が発生した時期を推測することができる。

彼らには強大な権限がある。おそらく、基本的には何でもできると考えていい。

問題は、絵が発生するのは事前にわかっていないからサンプリングを開始することができないという点と、ウィルスの感染を調査すると対象者は死んでしまうという点だ。この二点を考えると、彼らが行った調査は推測できる。

彼らは、刑務所で調査を行ったんだろう。死刑囚だけではサンプル数が少ないからおそらく終身刑と死刑の人間を対象に。それでもサンプル数は少なすぎるように思うけれども、逆に、それだけ多くの人が絵を目にしていたということになる。外見では判別できない、ハックされた人間。

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この作品はフィクションです。実在の人物、団体、事件などには関係ありません。