ソーシャルシリアスゲーム: 2rot13

Social Serious Game: 2rot13 この作品はフィクションです。実在の人物、団体、事件などには関係ありません。

義務教育で必要なのは数学と英語だけ。あとは余力。

私は、割と頭のいいほうだと思っているけれど、このごく狭い世界でも一番ではない。多分、高校卒業まで、全ての教科で9割の成績をとることは可能だろう。ある学年までは、全ての教科で100点を取ることも可能かもしれない。これまではそれでいいと思っていた。まあまあの成績と、まあまあの人生。これからはそうではない。見ないふりをしておくつもりだったけれど、実際には100点の向こう側がある。

一生必要になる分野は、100%理解して更に数年先まで進めておくくらいやらないといけない。成績としては同じ100点でも、意味は全く違う。逆に、不要な科目は全くやらなくてもいい。それくらい偏らせて進めなければ卓越した結果は出ない。暗記かそうでないかという分類ではない。全ての科目は、ある点では暗記だ。そうではなくて、本当に必要なのか、あるいは教養としてやっているかの違いだ。私が、音楽の授業に全ての力を注いで努力したとしても、音楽家にはなれない。大学入試に役に立つレベルにもならない。でも、数学に全ての力を注いで努力したら、その知識は多分ずっと役に立つ。入試にももちろん役に立つし、物理にも役に立つし、研究にも仕事にも役に立つ。選択と集中。選択を間違えたら、一生を無駄にする。

今できることで、一番必要なのは数学だ。私は数学科に進んで更に経済的に成功するレベルの適正はない。だから、数学者になるつもりはないけれども、学部レベルの数学は完璧に身に着けなければいけないし、その為には今の算数から完全に理解している必要がある。

英語も必要だ。現実的に、資本主義社会というに点おいてもコンピューターの時代という点においても、世界の中心はアメリカだから英語が必須なのは明白だ。授業だけでは全然足りない。これも、今から積み上げておかなければいけない。幸い、私は外国人の友人が何人かいる。これは凄くラッキーだ。彼らの英語は、英語の先生の英語とは全く違う。英語の先生は彼らと会話ができるだろうけど、英語の先生から習った英語では彼らと会話ができない。それは伝言ゲームみたいなものだ。私に必要なのはコミュニケーションであってレクリエーションではない。

国語については、私は本を読むのが好きだから、勉強が必要だと感じたことがない。読んで書く能力はとても重要だから、もし足りなければ補う必要はある。漢文や古文は一時的にしか必要ないから、テスト直前に暗記すればいい。言語のルーツを知るのは悪くないし、英語の勉強にラテン語の勉強が有用かもしれないけれど、そういう意味で言うなら、プログラム言語の単語の英語での意味の方がよほど重要だ。更に、「檸檬」の作者を当てるなんて全く人生に必要ない。もう、馬鹿みたいだ。私は読んだ本でも、作者が誰だったかすぐに思い出せない。「檸檬」に限らず、実際に読むほうがよほど重要だろうと思う。

理科も、社会も、音楽も、学校の勉強は「檸檬」作者当てクイズと本質的には何も変わらない。ある分野の知識が、その後必要になるということがない。だから、余力でやればいい。別に授業をボイコットする訳ではないんだから聞き流していれば平均点は取れるし、興味をもったことは授業以外で調べるわけだし、テストで必要になったら直前に暗記すればいい。

何とかなりそうな気がする。あとは、意思だ。どれだけ頑張っても、100点以上は取れないんだから、多分、少なくとも大学入学までは、周りはだれも褒めてはくれないだろう。全教科100点を取りたいという気持ちはずっとついてまわる。それは、そんなに難しいことではない。でも、そんな無駄なことに時間を使うことはできない。多分何とかなる。しかし、求めている「何とかなる」のその先は、あまりに卓越している。

この作品はフィクションです。実在の人物、団体、事件などには関係ありません。