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ソーシャルシリアスゲーム: 2rot13

Social Serious Game: 2rot13 この作品はフィクションです。実在の人物、団体、事件などには関係ありません。

明るい人生設計

何もかもがうまく行って、人間の形をした人間じゃないものはとりあえず目の届く範囲からはいなくなった。今、私は彼女と渡り合うことはできない。生き物としてのランクがあまりにも違いすぎるし、人間としての力もまるで違う。人間とヒグマくらい違う。そのうえ、あろうことか私は丸腰でヒグマが武器を持っている。なんとか、直接やりあわないで離れるというのが精一杯だ。私は子供で、できることはとても少ない。でも、それを組み合わせて、何もかもうまく行った。あるいは、彼女が固執すれば私なんてどうにでもなるけれども、彼女にまあいいやと思ってもらうことができたということかもしれない。いずれにせよ、多分あとは普通に生きていたら、私は今後の人生で直接彼女と会うことは二度とないだろう。

普通に生きていたら、私は今後の人生で直接彼女と会うことは二度とない。一生会うことはできない。だから私は、何とかしなければいけない。私は万全に準備をして、もう一度彼女と対峙しなければいけない。私がしたのは一次退却であって、降伏ではない。それはとても困難だ。現実的に、万全な準備以前に、もう一度彼女と会うことが可能かどうかも分からない。

私の両親はごく普通の人で、私も際立って何かの才能があるわけではない。だから、私は戦略を立てなくてはいけない。それは、1週間やそこらの問題ではなくて、10年、20年に渡る戦略になる。何でこんなことになったんだろう。なんで、私は、突然、人生設計をしなければいけなくなったんだろう。でも、これが私の人生だ。

お金、それと実社会での力。私は向こう20年くらいで、これを手に入れる。私の両親は不動産王ではないから、今後20年でチャンスがあるのは新しい分野、おそらく情報、IT、コンピューターサイエンス、そんな分野だろう。幸い、ワタシハプログラムチョットデキル。でも、私が欲しいのはアプリ開発の最年少レコードではない。大きい器を作るなら、あせって水の入る形にしてはいけない。しっかり学校の勉強をして最大のチャンスに全てをベットする準備をしなければいけない。

私が成功できるとしたら、それは今、職業紹介に乗っていない業種だ。だから私は、その為に万全の準備をする。経済的な成功も、あくまで彼女に対峙するための準備でしかないけれども。そして、そういう向こう10年か20年の何もかもがうまく行ったとしても、彼女の足元にも及ばないかもしれないけれど。

ここ数日、何もかもうまく行った。これから10年か20年、同じレベルで何もかもうまくやらなければいけない。吐きそうだ。でもまあ、そういうのも悪くない。

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この作品はフィクションです。実在の人物、団体、事件などには関係ありません。