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ソーシャルシリアスゲーム:東京、ロンドン、ハノイ、台北、パリ、ニューヨーク 2rot13

Social Serious Game: Tokyo, London, Hanoi, Taipei, Paris, New York 2rot13 この作品はフィクションです。実在の人物、団体、事件などには関係ありません。

死にたいと思うこと

とはいえ、死にたいと思うことは単なる化学物質の異常だ。異常。癌と同じ、死に至る病だ。実際のところ、死に至る病は絶望ではない。体内の化学物質の問題だ。絶望は絶望であり、希死念慮希死念慮だ。それはそれ、これはこれ。例外はランダムで発生する。良いこともあるし、悪いこともある。仕方がない。人はいつか死ぬし、一部の人は途中で死ぬ。それは正しい状態だ。

何年か毎に、どこかの国家が崩壊する。汚職が蔓延し、治安が悪化し、職がなくなり、食事が満足に取れなくなる。自分の国から遠いところで起きるから多くの人は目にしないけれども、考えられる中で一番酷いことが日常になる。何も悪いことをしていない人間が無意味にどんどん死ぬ。最大限に悲しいことだ。ジャーナリストが現地の状況を伝えても、誰にもどうしようもない。そして、国家の崩壊は定期的に起きつづける。でも、それは正しい状態だ。ある程度の規模で様々な取り組みが行われ、失敗して部分的に崩壊する。もし世界に国が一つしかなかったら、失敗したら文明は終わってしまう。国家の運営なんて、必ずどこかで失敗するから、一つしかなかったら必ず世界は終わる。正しい状態は残酷だ。

癌になる人がいて、死にたいと思う人がいて、長生きする人がいて、世界は続いていく。とても残酷でとても正しい。

この作品はフィクションです。実在の人物、団体、事件などには関係ありません。