ソーシャルシリアスゲーム: 2rot13

Social Serious Game: 2rot13 この作品はフィクションです。実在の人物、団体、事件などには関係ありません。

世界には二種類の人間しかいない。バカと嘘つきだ。

一般に、生物の目的は、種の繁栄であるというけれどもそれは間違いで、繁栄した種が結果的に今残っているというただそれだけだ。何故、今目の前に、子孫を残す機能を持つ種しかないのかというと、種を残す機能を持った種だけが、今この瞬間まで残ったというただそれだけだ。あらゆる生き物はあらゆる変化をランダムに行って、その中で種を残すことに繋がる性質を持った種が今残っているだけだ。凄く当たり前のことだけれども、そこに目的という概念は必要ない。

私の祖先に、子供を生まなかった人間はいない。今この瞬間に、子孫を残すことのできない種が存在するとしても、その種は確実に絶滅するから残らない。ただただ、それだけのことだ。ランダムに生成される変化と、結果があるだけで、そこに目的なんてものはない。

さらに、それは仕組み自体においても適応できる。そういう仕組みが良いということではなくて、そういう仕組みの世界が結果的に今残っているということだ。あらゆるものに目的はないし、それらはただそこにある。

世界に真実というものがあるとして、これ以上の真実はない。悟りというものがあるとして、これ以上の悟りはない。そして、もう少しわかりやすい真実として、人間はただの化学変化による現象で、意味なんてない。化学変化が一段落して、私が死んだら、私の意識は消滅する。完全に消滅する。そのあと、この世界と関わることも、知覚することもない。ただ消える。みんないずれ消える。これが真実だ。世の中には二種類の人間しかいない。これを理解できないバカと、理解しながら人生を楽しむ嘘つきだ。

まあ、そんなことはどうでもいいとして、目下最大の問題は、私はその二種類の人間に含まれないということなんだろうな。

この作品はフィクションです。実在の人物、団体、事件などには関係ありません。