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ソーシャルシリアスゲーム: 2rot13

Social Serious Game: 2rot13 この作品はフィクションです。実在の人物、団体、事件などには関係ありません。

死にたいと思うこと

とはいえ、死にたいと思うことは単なる化学物質の異常だ。異常。癌と同じ、死に至る病だ。実際のところ、死に至る病は絶望ではない。体内の化学物質の問題だ。絶望は絶望であり、希死念慮希死念慮だ。それはそれ、これはこれ。例外はランダムで発生する。良いこともあるし、悪いこともある。仕方がない。人はいつか死ぬし、一部の人は途中で死ぬ。それは正しい状態だ。

何年か毎に、どこかの国家が崩壊する。汚職が蔓延し、治安が悪化し、職がなくなり、食事が満足に取れなくなる。自分の国から遠いところで起きるから多くの人は目にしないけれども、考えられる中で一番酷いことが日常になる。何も悪いことをしていない人間が無意味にどんどん死ぬ。最大限に悲しいことだ。ジャーナリストが現地の状況を伝えても、誰にもどうしようもない。そして、国家の崩壊は定期的に起きつづける。でも、それは正しい状態だ。ある程度の規模で様々な取り組みが行われ、失敗して部分的に崩壊する。もし世界に国が一つしかなかったら、失敗したら文明は終わってしまう。国家の運営なんて、必ずどこかで失敗するから、一つしかなかったら必ず世界は終わる。正しい状態は残酷だ。

癌になる人がいて、死にたいと思う人がいて、長生きする人がいて、世界は続いていく。とても残酷でとても正しい。

癌になるのは知能が低いのと同じ

死ぬ準備をしている。積極的に死にたいというよりは、むしろ、ずっと前から死ぬのを先延ばしにして生きている。あなたの目の前で自殺しようとしている人がいて、その人が健康で借金がなく資産が数億円あったら、それを使ってから死ねば良いじゃないと思うだろう。それが先延ばしだ。もっとも、僕の資産は数億円もないし、その10分の1くらいはあるけれど使い切りたいとは思わない。取り立てて何かあったわけではない。ずっと、死ぬのを先延ばしにしていろいろやってみて、それなりにうまくいったこともうまくいかなかったこともあり、しかし特別にうまくいくことはなく、もうそろそろいいかなと思っただけだ。

SNSで繋がっている疎遠な知人は余命宣告済みの癌で闘病していて、症状の改善に一喜一憂している。彼は優秀なビジネスマンで、社会的に価値のある人間だったけれども、社会的な価値は癌には効果がない。僕は、先日の人間ドックでオールAだった。家系的に、いつかは癌になるとは思うけれども、ピロリ菌もやっつけたしとりあえず今は大丈夫そうだ。

健康な僕が死にたがっていることを彼が知ったら、彼はきっと熱く語りだすだろう。彼はある意味では正しいし、彼は自分が正しいと思っている。それはそれで良い。死にそうにならなければ感じられないこともあるだろう。それはそれで良いけれども、癌になるということは、知能が低いというのと同じだ。遺伝子、生まれた環境と、生活習慣。彼の癌が遺伝子によるものか生活習慣によるものかは知らないが、大半は自分ではどうにもならないことだろう。知能が低いというのも、大半は自分ではどうにもならないことだ。

癌になる人は知能が低いというわけではないが、癌になって死にかけているというのは、知能が低くてどうにもならないのとある意味では同じようなことだ。プロセスが同じで、顕在化した事象が違う。

癌になった人に、健康なんだから死ぬなんておかしいと言われるのは、知能の低い人に、頭が悪くないんだから死ぬなんておかしいと言われるのと変わらない。そんなこと言われてもねえ。

私の知っていた事実は何もかも正しくて、私の推測は何もかも違っていた。

すごい、すごい、すごい。私の知っていた事実は何もかも正しくて、私の推測は何もかも違っていた。すごい、すごい、すごい、すごい。私は、私のロッカーからジッパーバッグに入った血まみれの私のカッターナイフと1つのウサギの耳を見つけた時に、一言も交わしていないのに彼女と何時間も話したような気になった。これを脂肪肝の担任教師が見つけたら、特に何も考えずに私がやったと思うだろう。父はどうか。疑わない。一切の疑問の余地なく、私がやったと確信する。まさにおととい、██ミアン・██ーストの作品が届いたし、██ルマン・██ッチェを見に行く航空機のチケットを予約してもらったもの。
それでも、犯人がわかっていなければ、たとえ最終的に私がやったことになるにしても、私は声を上げたかもしれない。私の好奇心は私の自尊心よりはるかに強い。でも、彼女がやったと私は分かっているのだ。ウサギを殺して、死肉をそれっぽくレイアウトして、私のロッカーにカッターナイフと一つの耳を入れたのは彼女だ。
何のために? これは、彼女の快楽のために行われたことではない。彼女は目的があって、これを行ったのだ。おそらく解体は、カッターナイフでは行っていない。こんなぺらぺらの刃では9匹のウサギを分解することはできない。私のために、猟奇的な犯人の記念品としての一つの耳と一緒に私のカッターナイフを入れたのだ。実際には何を使ったのか。普通に考えたら包丁だろう。それを使って、彼女は私を刺すこともできたんじゃないか。しかし私は、彼女とほとんど関わりがない。彼女の目的は何なんだろう。 私がまず考えるべきは彼女の目的ではなく、私が今何をすべきかだった。金切り声を上げるとか、泣き出すとか、失神するとか。それに気づいたのは、私の後ろでフォアグラがそれを一通り行ってからだった。

高橋花 - W███████a

高橋 花

高橋 花(たかはし はな、****年**月**日 - )は、日本の画家。女性。世界で最も重要な存命する画家の一人とされている。生まれてから現時点(****年**月**日時点)までの全ての絵が、完全な形で存在する。市場に存在する作品の総額は、********ドルでア██████████████████についで二位。

来歴

人間の形をした人間じゃないものだ

やばいやばいやばい。私の本能が言う。あれは人間じゃない。人間の形をした人間じゃないものだ。やばいやばいやばいやばい。あれは殺さなくてはいけない。可及的速やかに地球から消滅させなければいけない。なんでみんなわからないんだ。多分、私はそういう風にできているんだろう。私にはなんの才能もないと思っていたけれど、遺伝子の配列がそういう特性を与えたんだろう。
でも、それはできない。
まず、物理的に成功しない。私は非力だ。ここは日本で、アメリカのドラマみたいに父親のベッドサイドにピストルが置いてあるわけじゃない。包丁で人を刺して、殺せるだろうか。無理だ。1対1でも無理な気がする。まして、あれは送り迎えに人を使っている。二人っきりになるタイミングもほとんどない。
そして、奇跡的に成功しても私は犯罪者だ。人殺しだ。しかも、なぜそんなことをしたのか説明できない。
さらに、絶対にそんなことはないけれども、勘違いかもしれない。精神の病気かもしれない。というより、成功したら多分、そう診断されるだろう。
どうする。どうする。私だけ離れる? それも簡単ではない。けれどそれは最後の手段。私にも、多くはないけど友達がいる。見捨てられない。
とりあえず、今のところは、あれにどうにかここからいなくなってもらう。それが最善だ。考えろ。考えろ。

思考

思考というのは、どういう風に保存されるんだろう。思考。脳の中の電気信号。それがどんな風に保存されるにせよ、或いは表現されるにせよ、それは元のものとは違う。人物を絵の具とキャンバスで表すように、元のものとは違う。

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お前はあらゆる人間を尊重しなければいけない

お前はあらゆる人間を尊重しなければいけない
お前は誰からも尊重されない

この作品はフィクションです。実在の人物、団体、事件などには関係ありません。